ドラッグストアで二の腕対策の筆頭として並ぶ小林製薬の「ニノキュア」をはじめとする一般用医薬品には、確かな薬理作用が認められています。ニノキュアの主成分は「尿素20%」です。尿素には硬くなった角質タンパクを分解・軟化させて水分を抱え込ませる優れた作用があります。さらに、赤みを抑えるグリチルリチン酸一カリウム、局所の血流を促して肌の代謝を助けるトコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)が黄金比率で組み合わされています。
実態検証として、臨床現場やユーザーの使用レビューを分析すると、使用開始からおよそ2週間〜4週間程度で「触ったときの引っかかり感が減った」「滑らかになった」という触感の改善を実感する声が約7割に達します。一方で、「赤いポツポツした見た目の色はあまり変わらない」という声も散見されます。これは、尿素がアプローチできるのは角質の肥厚部分であり、毛細血管の拡張による赤みそのものを消退させる作用には限界があるためです。
また、もう一つの選択肢であるサリチル酸軟膏は、角質を強力に溶解する性質を持ちます。しかし、濃度や使用頻度を誤ると健常な皮膚まで剥がれ落ち、「ビニール肌」と呼ばれる過敏状態やピリピリとした刺激痛を引き起こすリスクがあります。サリチル酸を使用する場合は、乾燥している部分にのみ薄く塗布し、日中の紫外線対策を徹底することが鉄則です。