絶縁テープとビニールテープの違いは?代用が招く火災リスクと選び方

絶縁テープとビニールテープの違いは?代用が招く火災リスクと選び方

絶縁テープとビニールテープの違いは?代用が招く火災リスクと選び方についての最新情報を徹底解説します。

電気を扱う現場において、信頼性の唯一無二の証明となるのがJIS規格 C2336(電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テープ)の認証です。この規格を通過している製品は、過酷な使用環境を想定した厳格な試験項目をクリアしています。

比較項目電気絶縁テープ(JIS C 2336適合)一般用ビニールテープ(文具・工作用)現場目線での評価・注意点耐電圧性能5,000V〜9,000V以上(1分間印加で破壊なし)保証なし(微小なピンホールで漏電の恐れ)一般家庭の100V環境でもサージ電圧に耐えられない危険性あり耐熱温度・難燃性60℃〜80℃(高温下でも自己消火性あり)約40℃〜50℃(熱で軟化・変形、自己消火性なし)コード通電時のジュール熱で溶解し、燃え広がる要因になる粘着剤の耐久性ゴム系粘着剤(ブリード抑制設計)アクリル系・安価なゴム系(可塑剤移行に弱い)一般用は数ヶ月でドロドロに溶け出し粘着力が消失する主な用途屋内電線の端末処理、分岐接続部の絶縁防湿書類の封かん、荷物の識別、工作、仮止め電気配線用途への転用は絶対に避けるべき領域

JIS C 2336では、テープを水中に浸した状態で数千ボルトの電圧を印加する水中耐電圧試験や、炎を当てた後に自然に火が消えるかを確認する難燃性試験が義務付けられています。家庭用の100V電源であっても、落雷や家電の起動時には瞬間的に高圧のノイズ(サージ)が走ります。耐電圧性能が保証されていないテープでは、その負荷に耐えきれず瞬時にショートを引き起こす危険性があります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。