SNSや健康コミュニティでは、「白米を古代米ブレンドに変えただけで腹持ちが劇的に変わった」「健康診断の数値に変化が出た」という口コミが多く見られます。一方で、「カロリー自体は白米とそこまで変わらないのではないか」という疑問の声も少なくありません。
科学的な実態として、古代米100gあたりのカロリーや糖質量そのものは、白米と比べて極端に低いわけではありません(白米100gあたり約342kcalに対し、黒米は約335kcal)。しかし、決定的な違いは「食後血糖値の上昇スピードを示すGI値(グリセミック・インデックス)」にあります。
精白米のGI値が「84前後」という高GI食品に分類されるのに対し、外皮を残した古代米のGI値は「50〜55前後」の低〜中GIにとどまります。消化酵素の働きを外皮の食物繊維が緩やかにするため、急激なインスリン分泌(血糖値スパイク)が抑えられます。インスリンは余剰な糖を中性脂肪として溜め込む働きを持つため、血糖値の急上昇を防ぐことは体脂肪の蓄積防止に直結します。
さらに、古代米特有の「プチプチとした強い噛みごたえ」は、自然と咀嚼(そしゃく)回数を増やします。農政ジャーナリストの現場取材によると、古代米を導入した社員食堂のアンケート調査では、「少量でも満腹感が得られ、午後2時前後の強烈な眠気が軽減された」という回答が全体の約72%を占めました。糖質を極端に抜くストイックな糖質制限ダイエットで挫折した人が、「主食を食べながら健康的に絞る」ための現実的な選択肢として支持を集めています。