モッズコートとは?名前の意外な由来と2026年最新トレンドを解剖

モッズコートとは?名前の意外な由来と2026年最新トレンドを解剖

モッズコートとは?名前の意外な由来と2026年最新トレンドを解剖とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

モッズコートを語る上で避けて通れないのが、原型となった2大ミリタリースペック「M-51」と「M-65」の違い、そして他のミリタリージャケットとの決定的な差別化要素です。

最大の特徴である「フィッシュテール(魚の尾びれ)」は、単なるデザインではなく過酷な戦場環境から生まれた実用機能です。背面の裾が二股に割れており、それぞれにドローコード(引き紐)が備わっています。本来は前後の裾を股の間で結び合わせることで、下からの冷気の吹き込みを防ぎ、衣服内の保温性を確保するためのギミックでした。現代の街着としては、裾の内側にあるスナップボタンで平らなストレートヘムに折り畳むことができ、シルエットの変化を楽しむ役割を果たしています。

また、他の代表的なミリタリーアウターとの違いも明確です。パイロット用の「MA-1」は狭いコックピットでの活動を考慮したショート丈であり、寒冷地用フライトジャケット「N-3B」は極厚の中綿とファー付きフードを備えた重量級ヘビーアウターです。これらに対し、モッズコートは「レイヤリング(重ね着)」を前提とした薄手のシェル構造であり、ライナーの脱着によって幅広い温度帯に対応できる汎用性を備えている点が決定的に異なります。

項目M-51(極寒野戦パーカ)M-65(後継フィッシュテール)2026年現代版モッズコートフード構造身頃と完全一体型(ファー着脱可)ボタンによる着脱式(スタンドカラー)フードレス(スタンドカラー型)が主流肩のエポレットあり(肩章付きのクラシック意匠)なし(ミニマルで滑らかな肩線)基本的に省略されクリーンな印象生地組成重厚なコットンバックサテンコットン×ナイロン混紡(NYCO)透湿防水テック素材や軽量合繊ライナー仕様厚手のパイル織り・ウールライナー波型キルティング(中綿ポリエステル)単体で外出着になる高機能インナーヴィンテージ・相場約80,000円〜150,000円(希少高騰)約50,000円〜100,000円(サイズによる)15,000円〜60,000円(一般流通価格帯)

ヴィンテージ市場では実物のM-51やM-65が枯渇の一途をたどっており、状態の良いフルセット(シェル・ライナー・フード完品)は10万円を超えるプレミア価格で取引されています。現代の街着としては、M-65のすっきりとしたスタンドカラーをベースに、街中での着やすさを追求したリプロダクトや再構築モデルが圧倒的な人気を獲得しています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。