「市販のお菓子を買う」と一口に言っても、店舗の選定を誤ると求めていたクオリティや予算感と大きなズレが生じます。取材班が各チェーンの店頭実態と利用者のリアルな反応を追跡したところ、それぞれの店舗には明確な「得意分野」と「潜む落とし穴」が存在していました。
まず、毎年9月上旬から売り場をハロウィン一色に染め上げるカルディ ハロウィン限定ラインナップは、何と言っても「世界観の完成度」が圧倒的です。ガイコツの形をしたロリポップチョコや、中から血に見立てたベリーソースが飛び出すマシュマロなど、子供の好奇心を刺激する仕掛けが詰まっています。ただし、輸入菓子特有の着色料や香料に敏感な家庭も存在するため、配る相手の親権者層の志向を把握しておく必要があります。
一方、素材への安心感と上品な見栄えで急速にシェアを伸ばしているのがシャトレーゼ ハロウィンスイーツです。契約農家直送の卵やバターを使用したサブレや、お化けをかたどったチョコレートクッキーは、単価100円台前半でありながらデパ地下スイーツに匹敵する高級感を放ちます。「駄菓子をたくさんもらうよりも、しっかり美味しい焼き菓子を1〜2個もらう方が嬉しい」という大人世代の心理を的確に捉えており、オフィス配りや習い事の指導員への手土産としても外しません。
物量勝負の現場では、業務スーパー ハロウィンお菓子とコストコ ハロウィン大袋の2強が威力を発揮します。コストコの大袋アソート(有名輸入チョコやグミが1kg以上詰まったパッケージ)は、玄関先にボウルを出して「トリック・オア・トリート!」と訪ねてくる子供たちに掴み取りをさせるアメリカンスタイルにうってつけです。ただし、コストコ商品はパッケージが英語表記メインである場合が多く、原材料やアレルギー情報の日本語表記が外袋にしか印字されていないケースがあるため、小分けにして配る際は注意が求められます。