本作の圧倒的なクオリティを語る上で欠かせないのが、原作を担当したほったゆみ先生と、美麗な作画を手がけた小畑健先生の黄金コンビです。囲碁という一見地味に思われがちな競技を、息もつかせぬ頭脳戦と青春群像劇へと昇華させ、連載当時の日本のみならずアジア各国で囲碁人口を急増させる社会現象を巻き起こしました。
現在入手可能な単行本には、通常のジャンプコミックス(全23巻)、文庫版(全12巻)、そして『ヒカルの碁 完全版』(全20巻)が存在します。特に完全版と通常版の相違点はファンの間でも高く評価されているポイントです。
完全版の最大の魅力は、小畑健先生によって全巻新規描き下ろされたカバーイラストと、連載当時のカラー原稿が忠実に再現されている点にあります。判型もA5判と大判化されており、紙質も極めて上質。巻末には登場人物の設定ラフや貴重なイラストギャラリーが収録されるなど、コレクション性の極めて高い仕様となっています。作品世界を極上のビジュアルで味わい尽くしたい方には、完全版の選択が強く推奨されます。