作品が社会現象規模にまで膨れ上がると、インターネット上では時に「禰豆子の声優は下手なのか、上手いのか」という極端な議論が持ち上がることがあります。初期の「唸っているだけ」という表層的な部分だけを捉えた層から疑問の声が出ることもありましたが、アニメ業界内およびコアなアニメファンからの評価は「極めて高度な技術を持った屈指の実力派」という見解で完全に一致しています。
台詞による情報伝達に頼れない状況で、声のピッチ、息の量、声帯の鳴らし方だけで状況を説明しきる表現力は、確固たる基礎力と鋭い感性がなければ成立しません。さらに、太陽克服後の発音においては「言葉を思い出しながら口を動かすぎこちなさ」を完璧に表現し、音響監督や共演陣からも絶賛を集めました。
第15回声優アワード助演女優賞をはじめとする数々の受賞歴や、後述する多彩なメインキャラクターでの実績が証明するように、鬼頭さんの演技力は現代の声優界でもトップクラスの信頼を獲得しています。