長期シリーズだからこそ、避けて通れないのが名優たちとの別れです。なかでも、電王堂のトップ・黒川重蔵を演じた梅宮辰夫さんの存在は、作品の屋台骨そのものでした。
「只野、頼みがある」と重厚な声で特命を言い渡す黒川会長の姿は、只野仁というキャラクターの絶対的なバックボーンでした。梅宮さんが醸し出す昭和の映画スターならではの風格と色気、そして包容力があったからこそ、荒唐無稽とも言える特命任務に説得力が生まれていたのは間違いありません。2019年に梅宮さんが逝去された際、高橋克典さんは深い悲しみとともに偉大な先輩への感謝を語り、多くのファンが胸を熱くしました。
また、ゲスト出演者やバイプレイヤーとして作品を支えた名優たちの中にも旅立たれた方がおり、彼らが残したキレのある演技は、今なお再放送や配信を通じて色褪せることなく輝き続けています。