後ずさり対策を徹底する上で、道具の単一障害点(1箇所壊れたらすべてが終わる状態)をなくす「多重防御」の考え方は欠かせません。プロのドッグトレーナーや保護活動の現場で標準化されているのが、首輪とハーネスの併用です。
■ ダブルリードの運用
首輪に1本、ハーネスに1本、それぞれ別のリードを装着して2本持ちで散歩する方法です。万が一ハーネスがすっぽ抜けても首輪側のリードで愛犬を保持でき、逆に首輪が抜けてもハーネスで確保できます。手元からリードを落とすリスクも半減します。
■ ジョイントリード(カプラー・連結コード)の活用
「リードを2本持つと手が塞がって扱いにくい」という飼い主には、首輪とハーネスを短い専用ストラップで直結するジョイントリード(セーフティコネクター)が最適です。1本のメインリードをハーネスに繋ぎつつ、そこから伸びるサブ金具を首輪のDカンに連結しておくことで、万一ハーネスが脱落しても即座に首輪へテンションが移り、完全なフリー状態になるのを防ぎます。