数々の名作を世に送り出してきた坂元裕二作品の中でも、特に支持が厚い珠玉の5作品を厳選しました。それぞれが異なるアプローチで人間の機微を描き切っています。
第1位:『カルテット』(2017年 / TBS系)
カルテットを組んだ男女4人の共同生活を描いた本作は、サスペンスとラブストーリー、人間ドラマが見事に融合した金字塔です。「全員が片思い、全員が嘘つき」というキャッチコピー通り、緻密に計算された台詞と張り巡らされた伏線が、放送終了後も熱狂的な考察を生み出しました。
第2位:『大豆田とわ子と三人の元夫』(2026年 / カンテレ・フジテレビ系)
バツ3の住宅会社社長・大豆田とわ子(松たか子)と、彼女に未練を残す3人の元夫たちが織りなすロマンティックコメディ。軽妙洒脱な会話の裏に、孤独を受け入れながら自立して生きることの美しさを描き、大人の鑑賞に堪えうる極上のエンターテインメントに仕上がっています。
第3位:『Mother』(2010年 / 日本テレビ系)
虐待される少女を救うため、自ら「母親」になることを決意した女性の逃避行を描いたヒューマンドラマ。世界各国でリメイクされるなど社会現象を巻き起こし、坂元裕二の社会的リアリズムと圧倒的な情動描写を世に知らしめたエポックメイキングな作品です。
第4位:『最高の離婚』(2013年 / フジテレビ系)
結婚と離婚の狭間で揺れる2組のアラサー夫婦のリアルな本音を赤裸々に描いた快作。瑛太(現・永山瑛太)演じる光生の偏屈な愚痴や、尾野真千子演じる結夏の感情の爆発など、マシンガントークのなかに夫婦の本質を突く鋭い洞察が光ります。
第5位:『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年 / フジテレビ系)
地方から上京し、厳しい東京の片隅で懸命に生きる若者たちの群像劇。切なさと優しさが全編に満ちており、観る者の涙腺を容赦なく刺激する純愛劇の傑作として根強い人気を誇ります。