従来のミートボールは160〜170度の油で揚げる工程が一般的でしたが、油ハネの危険や大量の廃油処理は、慌ただしい夕食作りやお弁当の準備において大きな負担となります。現在主流となっているのは、油で揚げずにフライパンで蒸し焼きにする調理法です。
薄く油を引いたフライパンに丸めたタネを並べ、中火で表面全体に焼き色をつけた後、大さじ2杯程度の酒または水を回し入れてフタをし、弱火で約3〜4分蒸し焼きにします。水蒸気で包み込みながら中心温度を一気に上げるため、肉汁を逃さずふっくら仕上がり、調理油の使用量も最小限に抑えられます。肉に火が通ったら、余分な脂をキッチンペーパーでさっと拭き取り、そのまま同じフライパンに黄金比のタレを流し入れて絡めるだけで完成します。
さらに夕食の主菜としてボリュームを持たせたい日には、トマト缶を使った煮込みミートボールが重宝します。丸めた肉ダネを表面だけ焼き固め、カットトマト缶、コンソメ、少量の砂糖とともにコトコト煮込むだけで、肉の旨味がトマトソースに溶け出し、濃厚で贅沢なメインディッシュが完成します。パスタに絡めたり、チーズを乗せてグラタン風にアレンジしたりと、一晩で二度美味しい展開が可能です。