皮膚科領域に特化した製薬大手であるマルホのニキビ治療薬ラインナップにおいて、中核を担う外用抗菌薬がゼビアックスローション2%です。本剤の最大の特徴は、新規キノロン系合成抗菌薬であるオゼノキサシンを主成分としている点にあります。
オゼノキサシンは、細菌のDNA複製に不可欠な酵素であるDNAジャイレースおよびトポイソメラーゼIVの双方を強力に阻害します。この二重の阻害作用により、アクネ菌(Cutibacterium acnes)や黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌に対して極めて高い殺菌活性を発揮し、耐性菌の出現頻度を抑える設計となっています。
臨床におけるゼビアックスローションの効果は、主に炎症を起こして赤く腫れ上がった赤ニキビ(化膿性炎症を伴うざ瘡)や、毛穴の奥でブドウ球菌が繁殖する毛嚢炎(毛包炎)に対して発揮されます。アクネ菌が過剰に増殖して炎症物質を放出している急性期において、菌量を速やかに減少させて腫れや痛みを鎮静化させる役割を果たします。