順風満帆に見えたカウンセラー人生に終止符を打った背景には、心屋氏自身の精神的な成熟と「言行一致」を貫くための苦悩がありました。心屋氏が主宰し、毎月数千人の会員を集めていた大規模セミナー「心屋塾 Beトレ」は、2026年秋に突如として終了が発表されました。
関係者の証言や本人の手記によると、Beトレ終了の最大の理由は「自らが説いてきた『好きなことだけをして生きる』という教えを、自分自身が極限まで実践するため」でした。カウンセリングという枠組みの中で他人の悩みを解決し続けることに対し、ある種の役割の終わりと限界を感じていた心屋氏は、少年時代からの純粋な情熱であった音楽への挑戦を決断したのです。
この転換期において、プライベートでも大きな節目を迎えました。長年にわたり心屋氏の活動を公私ともに支え続けてきた妻・智子さんとの婚姻関係の解消(離婚)です。本人の公式ブログ等で明かされたところによれば、この別れは不和による破綻ではなく、お互いの人生の次のステージを尊重し合うための「前向きな選択」であったとされています。巨万の富と安定した地位を手放してでも自らの本音に従う姿は、ファンに驚きと共感の両面をもって受け止められました。