動橋町の名を全国区に押し上げている最大の文化遺産が、毎年8月下旬に開催される「ぐず焼きまつり」です。町の鎮守である振遠神社(ふるとおじんじゃ)の秋季例大祭として執り行われるこの神事は、全国的にも極めて珍しい奇祭として知られています。
ぐず焼きまつり 歴史を遡ると、江戸時代初期に動橋川に棲みつき、村人に危害を加え田畑を荒らした巨大な魔獣「ぐず」(ドンコや淡水魚の怪異とされる)の伝説に行き当たります。悪疫と水害に苦しめられていた村人たちが神仏に祈願し、ついに怪獣を退治して焼き払ったことで平穏を取り戻したという故事が祭りの起源です。
祭りのクライマックスでは、竹とワラで作られた全長10メートルを超える巨大なぐずを若衆たちが担ぎ、町内を威勢よく練り歩いた後、夜の境内で一気に火を放ちます。轟音とともに夜空を焦がす火柱と、火の粉が舞い散る中で乱舞する光景は圧巻の一言です。動橋町 イベント 2026の実施計画においても、伝統の継承と安全対策を両立させた地域主導の運営体制が敷かれており、多くの見物客で賑わいを見せています。