シャアのシンボルカラーである「赤」と誇り高き機動性の思想は、その後の数々の機体へと脈々と受け継がれていく。シャア専用ゲルググや百式、そして最終決戦の地で相まみえるサザビーに至るまで、常にその時代の最高峰の機動性能が追求された。
映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で提示された戦闘スタイルは、ルウムでの原点回帰でありながら、ニュータイプ能力と機体追従性が極限まで高められた集大成と言える。赤き機体が宙域を疾走する姿は、単なる兵器の速度を超えて、時代を駆け抜けた一人の男の情念そのものを象徴している。