長年、日本の音楽界で共に切磋琢磨してきたアーティストたちも、彼の現状について多くを語りたがらない。だが、かつて彼とコラボレーションを行ったあるプロデューサーは、「彼は音楽をやめたわけではない。ただ、商業的なサイクルから完全に降りただけだ」と明かす。
日常のふとした瞬間にギターを手に取り、誰も聴くことのない新曲を口ずさむ。そんな「純粋な音楽家」としての原点回帰が、今の彼には訪れているのかもしれない。売るための音楽ではなく、ただ自己の表現としての音作り。それこそが、彼が長年追い求めた究極の贅沢なのだろう。