今期の視聴率争いにおいて、対照的な結果を残したのがTBSの看板枠である日曜劇場と、フジテレビの月9枠です。
日曜劇場最新視聴率は、第1話から12.4%を叩き出し、最終回まで一度も2桁を割ることなく平均11.8%で首位を独走しました。重厚なヒューマンドラマとサスペンス要素を緻密に織り交ぜた脚本が、50代以上を中心としたテレビ直撃世代を完全に囲い込み、他局を圧倒する結果を残しています。
対して、大きな議論を呼んだのが月9ドラマ視聴率推移です。初回こそ8.2%と好調なスタートを切ったものの、中盤で5%台まで落ち込み、最終回での巻き返しも限定的となりました。しかし、この数値を単純な失敗と断じることはできません。
月9作品は、主演キャストの人気と洗練された映像美が10代〜30代の支持を集め、秋ドラマ見逃し配信TVer再生数では今期最速で3,000万回再生を突破しました。リビングのテレビで家族と見る日曜劇場と、自室や移動中にスマホで個別に楽しむ月9という、ターゲット層の消費行動の違いが数字の落差に直結しています。