お笑い界の屋台骨を支えるベテラン世代には、メガネ姿が完全にトレードマークとなっている名手が揃っています。彼らのキャリアと持ち味を深掘りします。
ずん・飯尾和樹は、1969年生まれの50代ベテラン。浅井企画所属で、長年のお笑い下積みを経て「遅咲きの天才」として大ブレイクしました。「忍法メガネ残し」「ぱっくりピスタチオ」といった誰も傷つけないシュールな一発ギャグと、共演者を包み込むような温かい人柄が幅広い世代から熱狂的に支持されています。情報番組『ノンストップ!』のワリカツコーナーや、数々の食品・保険のCMで見せる黒縁メガネの優しい笑顔は、日本の日常風景の一部といっても過言ではありません。
さらに、3人組コントグループ東京03の角田晃広(1973年生まれ)と豊本明長(1975年生まれ)も見逃せません。キングオブコント2009で圧倒的な得点を叩き出して優勝して以来、単独公演のチケットが最も取れないコント師として君臨。角田はメタル系のハーフリムやスクエア型メガネの奥から放つ情けない絶叫フェイスが武器で、いまや日曜劇場をはじめとする大作ドラマのキーマンとしても定評があります。一方の豊本は、落ち着いたメガネ姿から繰り出す冷静沈着なボケとツッコミで、コントのリアリティを底上げしています。