皮膚科で処方されるプロペトとは?白色ワセリンとの違いや正しい塗り方とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
スキンケアや皮膚疾患の治療において、名前が似ている軟膏や保湿剤の選択に迷うケースは頻発しています。石油系ワセリン各種の精製度によるランク付けと、作用機序が根本的に異なるヒルドイド(ヘパリン類似物質)との違いを客観的なデータで比較します。
医薬品・製品名精製度・主成分の特性主な用途・肌刺激レベル編集部の見解・選択の目安白色ワセリン(第3類/局方)黄色ワセリンを脱色・精製した標準品(純度:中〜高)一般的な手足・体の乾燥防止。刺激性は極めて低いが敏感肌には稀にかぶれあり。コスパが最も高く、広範囲のボディケアや健常な肌の乾燥予防に最適。プロペト(医療用/市販)白色ワセリンをさらに高度精製。軟らかく伸びが良い(純度:高)乳幼児の顔、口周り、アトピー肌、眼科・皮膚科処方。刺激性はほぼ皆無。赤ちゃんの肌や顔、荒れた皮膚の第一選択。処方箋・市販ともに最も汎用性が高い。サンホワイト(化粧用油)最高度の精製処理を実施。紫外線吸収波長を持たない(純度:最高)超敏感肌、アレルギー体質、眼周囲、パッチテスト基剤。刺激性はゼロに近い。プロペトでも赤みが出る重度の過敏肌や、油焼けを完全に避けたい人に適する。ヒルドイド(医療用/類似市販)ヘパリン類似物質(水分保持・血行促進・抗炎症作用)皮脂欠乏症、肥厚性瘢痕の治療。角質層深部に浸透して水分を結合させる。プロペト(油膜で蓋)とは真逆の「水分を与える」薬。併用による相乗効果が高い。