「人生楽ありゃ苦もあるさ……」の歌い出しで誰もが口ずさめる名曲『ああ人生に涙あり』。作詞・山上路夫、作曲・木下忠司によるこの主題歌は、時代劇の枠を超えて日本人の応援歌として定着しています。
この主題歌の最大の特徴は、「その時代の助さん・格さん役の俳優がデュエットで歌う」という鉄の掟です。初代の杉良太郎&横内正による艶と哀愁のある歌唱から始まり、里見浩太朗&大和田伸也、あおい輝彦&伊吹吾朗、原田龍二&合田雅吏へと受け継がれていきました。
歴代のレコード・CD音源を聴き比べると、助さん役の伸びやかな美声と、格さん役の太く芯のある低音が見事なハーモニーを奏でていることが分かります。過酷なロケ撮影と並行してレコーディングに挑んだ歴代キャストたちの熱い息吹が、あの力強い歌声には込められていました。