かつては「スポーツ推薦による大学進学が中心」と見なされがちだった履正社ですが、近年の合格実績データはその先入観を完全に覆しています。
進路指導関係資料によると、京都大学、大阪大学、神戸大学をはじめとする国公立大学への合格者数は毎年堅調に推移しており、国公立大学現役合格者数は学年の上位層を中心に数十名規模を維持しています。さらに、関西の私立大学トップグループである関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)への合格者数は延べ150〜200名規模にのぼり、産近甲龍(京都産業大学・近畿大学・甲南大学・龍谷大学)を含めると極めて厚みのある実績を誇ります。
この進学実績を支えているのが、同校独自の「自学自習支援システム」と「手厚い補講体制」です。専任教員による放課後の個別質問対応、7時台から始まる早朝学習、長期休暇中の進学特講など、民間の予備校に依存せずとも校内で受験勉強を完結できるインフラが整備されています。関係者の証言によると、「学校全体で朝テストや進捗チェックが日常化しており、サボれない仕組みが機能している」ことが、公立高校併願組の学力をさらに伸ばす要因となっています。
また、進路戦略において見逃せないのが指定校推薦枠の豊富さです。長年にわたる卒業生の大学での活躍や堅実な教育体制への信頼から、関西大学や立命館大学をはじめとする有名私立大学の指定校推薦枠が多数割り当てられています。一般入試で難関国公立を目指す生徒と、評定平均を高水準で維持して指定校推薦を勝ち取る生徒の役割分担が成立している点も、同校の強みといえます。