日本代表がここまで急激に強くなった最大の理由は、「サーブ&ブロック・ディフェンスの完全統合」にあります。ただ単に拾って繋ぐだけではなく、戦術的なハイブリッドサーブで相手のレセプションを崩し、緻密に配置されたブロックとフロアディフェンスでコースを限定。拾ったボールを確実にトランジションアタックへと繋げるサイクルが、世界トップの精度で機能しています。
さらに見逃せないのが、攻撃テンポの劇的な高速化です。ミドルブロッカーのクイックをオトリに使うだけでなく、バックセンターからの「パイプ攻撃」をセカンドテンポではなくファーストテンポで繰り出すことで、欧州の2メートルを超えるブロッカー陣に的を絞らせません。
セッターのトスワークの正確性とスパイカー陣の打点の高さが見事にシンクロし、相手ブロックが完成する前に守備陣を切り裂くアタックラインを構築。このスピードと立体感のあるコンビネーションこそが、男子バレー強さの理由の根幹を担っています。