なぜ日本の一般家庭では、健康リスクが指摘されながらも安価なサラダ油やキャノーラ油が選ばれ続けるのでしょうか。その背景には、長引く物価高騰と、昭和期以来の「大容量・無味無臭・安価」を美徳としてきた食品流通の慣性があります。しかし、質の悪い油脂を摂取し続けた結果として将来支払う医療費や健康寿命の喪失を考えれば、油への投資は極めて費用対効果の高い予防医学と言えます。
【実践指針】油の見直しを今すぐ行うべき人・現状維持で良い人
ご自身の生活スタイルに合わせて、無理のないグラデーションで改善を進めることが挫折を防ぐ秘訣です。
- 今すぐ抜本的な見直しが必要な人:
- 日常的にコンビニのホットスナックや菓子パンを週3回以上食べている人
- 原因不明の肌荒れ、アレルギー性鼻炎、慢性疲労感に悩まされている人
- 揚げ物をした後の古い油を何度もろ過して使い回している家庭
- 現状のバランスを維持しながら微調整で良い人:
- 自炊が中心で、魚(青魚)を週に2〜3回以上食べる習慣がある人
- 加熱調理の主力をオリーブ油や米油にシフトできている人
- 外食時にも原材料表記や調理法を意識できている人