日本のポップカルチャー史において、本作が果たした役割は極めて大きい。特にアニメーション産業における「キャラクターソングとストーリーの融合」という点において、先駆的なモデルを提示した。
単なるBGMや主題歌にとどまらず、作中の登場人物が劇中で歌う曲自体が物語の核心を握る構造。この演出技法は、後のアイドルアニメや音楽系変身ヒロイン作品の礎となった。作品内で奏でられたメロディは、四半世紀近くが経過した現在でも色褪せない強度を保っている。ポップでキャッチーでありながら、どこか哀愁を秘めた楽曲群が、現代の音楽シーンにおいても再評価される所以だ。