遠藤裕喜の長女が語る事件の深層―甲府殺人放火事件と家族の現在

遠藤裕喜の長女が語る事件の深層―甲府殺人放火事件と家族の現在

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法廷での審理は、日本の刑事司法における歴史的な転換点となった。改正少年法に基づき、当時19歳だった被告が「特定少年」として起訴時に初めて実名公表されたからだ。甲府地方裁判所で開催された裁判員裁判では、被告の身勝手な動機と残虐極まりない犯行態様が次々と明らかにされ、検察側は極刑を主張。第一審が下した判決は死刑であった。

弁護側は控訴し、法廷闘争の舞台は高裁、そして最高裁判所へと引き継がれていくこととなった。司法の判断が問われる中で、長女は被害者参加制度を利用し、法廷の場で直接、被告に対する怒りと両親への思いを訴え続けた。少年法による保護と被害者遺族の感情が激しく衝突する中、この司法裁判が下す結末は、今後の同種事件における量刑相場や実名報道のあり方に決定的な決定打を与えることとなった。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。