「もう普通のレジには戻れませんよ」。つくば市内の店舗でカートを押していた40代の女性客は、スマホ画面を示しながら笑顔で語った。カスミが独自に推進してきた「Scan & Go(スキャンアンドゴー)」は、来店客が自らのスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、そのままアプリ内で決済を完了させるシステムだ。
以前はレジ通過のために10分近く並ぶことも珍しくなかったが、今や会計は一瞬で終わる。買い物袋に商品を詰め込みながらスキャンを済ませれば、出口の専用ゲートを通るだけで退店完了。かつて実験的取り組みに見えたこの技術は、2026年の現在、若年層からシニア層まで幅広く利用されるインフラとして完全に根付いている。