人間の細胞膜は約60兆個すべてが脂質で構成されています。粗悪な油を日常的に摂取することは、いわば「質の悪い建築資材で家を建てる」ことと同義です。
特に危険なのが、スナック菓子や市販の洋菓子、ファストフードに使われるトランス脂肪酸と酸化した植物油です。トランス脂肪酸は細胞膜の柔軟性を奪い、動脈の内壁に炎症を引き起こします。WHOはトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるよう強く勧告しており、諸外国では使用規制が進んでいます。
さらに、高温で長時間加熱され空気に触れた油は「過酸化脂質」へと変化します。過酸化脂質は体内で強力なフリーラジカルを発生させ、遺伝子や血管細胞を傷つける活性酸素の温床となります。外食の揚げ物や時間が経った揚げ惣菜を頻繁に口にする習慣は、老化と血管の硬化を急速に早める行為に他なりません。