なぜめぐみんは、周囲から「頭のおかしい紅魔族」「地雷アークウィザード」と嘲笑されても爆裂道を曲げないのでしょうか。その理由は、スピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆焔を!』で克明に描かれた彼女の原体験にあります。
幼少期の記憶と「黒髪の女性・ウォルバク」との約束
幼少期、封印されていた邪神の半身・ウォルバクに命を救われた際、彼女が目の前で放った爆裂魔法の圧倒的な美しさと破壊力に、めぐみんは心を奪われました。空を覆い尽くす閃光と大地を揺るがす轟音――それは極貧の家庭環境で育ち、無力感に苛まれていた幼い少女にとって「世界の理を覆す絶対的な光」として刻み込まれたのです。
「合理性」に対するめぐみんの宣戦布告
紅魔の里の学校「レッドプリズン」において、めぐみんは学年トップの超天才でした。普通に学べばあらゆる上級魔法を操る万能エリートになれたにもかかわらず、彼女は「他の魔法を覚えるくらいなら、私は爆裂魔法の威力を1ミリでも上げたい」と断言しました。この頑固なまでの偏執は、効率や損得勘定だけで動く大人たちに対する彼女なりの純粋な矜持(アイデンティティ)の表明でもあります。