「パウダーを塗ると毛穴が目立つ」「夕方になるとひび割れるように崩れる」というトラブルの多くは、パウダー自体の品質ではなく「使用量」と「パフの揉み込み不足」に起因しています。プロの現場で実践されている、崩れない塗り方のステップを解説します。
まず大きな疑問となるのが「パフとブラシはどっちがいいのか」という点です。結論として、求める仕上がりと肌質によって使い分けるのが正解です。
- ヴェロアパフ(しっかり密着・カバー・崩れ防止):皮脂分泌が多いTゾーンや小鼻、メイクを絶対に崩したくない長時間の外出に適しています。
- パウダーブラシ(ナチュラル・ツヤ感・ふんわり薄膜):乾燥しやすいUゾーンや目周り、素肌感を残したいナチュラルメイクに適しています。
最も重要なのは、パフを使用する際のプレパレーションです。フタにパウダーを適量(500円玉大程度)出したら、別売りのローラ メルシエ ヴェロアパフに粉を含ませます。その後、パフを二つ折りにしてもみ合わせ、粉を繊維の奥まで均一に浸透させる工程を必ず行ってください。パフの表面に白い粉が残ったまま肌に乗せると、ムラづきや毛穴落ちの直接的な原因になります。
肌に塗布する際は、パフを滑らせるのではなく、肌を優しく押さえるように「ローリング(転がす)」させながら密着させます。最後に何もついていない大きなフェイスブラシで余分な粉を払い落とす(バフする)ことで、ベルベットのような滑らかさと驚異的なキープ力が手に入ります。