メンバー発表のたびにネット掲示板などで散見されるのが「森保監督は海外組ばかりを贔屓し、Jリーグの選手を見ていないのではないか」という批判です。しかし、この言説は現代フットボールの構造的な変化を見落とした典型的な誤解と言わざるを得ません。
実際には、日本代表スタッフはJリーグの各スタジアムへ毎節欠かさずスカウティングに訪れており、フィジカルデータや走行距離を細かくチェックしています。現在海外組が多い理由は、優れたJリーガーが20代前半、あるいは10代のうちに即座に欧州へ引き抜かれる移籍サイクルの高速化が原因です。つまり「海外組を選んでいる」のではなく、「結果を出した有望株がすでに欧州へ渡っている」というのが現場の実態です。
指揮官は国内組の注目選手に対しても門戸を閉ざしておらず、国内キャンプや東アジア大会などを通じて常にニューカマーの台頭を促しています。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
現在のサッカー日本代表の戦い方や試合観戦を楽しむ上で、どのような視点を持つべきか整理しました。
- 代表戦を深く楽しめる人:欧州主要リーグの戦術トレンド(ポジショナルプレーや可変システム)に興味があり、個々の局面でのプレッシング強度やオフ・ザ・ボールの動きを細かく観察したいファン。
- 観戦時に注意が必要な人:かつての「個人のひらめきだけで打開するファンタジスタ」の活躍のみを期待するファン。現在の代表は全員守備・全員攻撃のハードワークが前提となっており、守備を免除された選手は存在しません。