空気清浄できる観葉植物の真実!Nasa研究と有害物質除去の選び方

空気清浄できる観葉植物の真実!Nasa研究と有害物質除去の選び方

空気清浄できる観葉植物の真実!Nasa研究と有害物質除去の選び方に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

一部のネット記事や論文紹介で「観葉植物の空気清浄効果は嘘である」「効果は微弱すぎる」という主張が見受けられます。なぜこのような意見の食い違いが起きるのでしょうか。

近年の建築環境工学の研究(例えば2019年のドレクセル大学の研究チームによるメタ分析など)では、「一般的な住宅の換気扇や給排気システムによる空気の入れ替えスピードは、植物の自然な有害物質除去スピードを大きく上回る」と指摘されています。つまり、機械的な換気がフル稼働している空間では、植物がガスを吸着する前に空気そのものが外気と入れ替わってしまうため、「植物だけで換気の代わりにするのは不可能」という意味において「効果が限定的」と結論づけられたのです。

しかし、これは「植物の浄化能力がゼロである」ことを意味するものではありません。換気設備が行き届きにくい部屋の隅や、家具から微量に放散され続けるVOCに対して、植物は24時間体制で局所的な濃度低減を担い続けます。

機械の空気清浄機は「ホコリ・花粉・PM2.5などの微粒子フィルター集塵」に優れ、観葉植物は「気体状の有害化学物質の分解・蒸散による調湿・副交感神経を優位にする心理的アプローチ」に優れています。両者は対立するものではなく、補完し合う関係にあると理解するのが正確です。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。