イギリス本国の破綻報道に伴い、日本国内でも「日本撤退」「全店閉店」といった噂がSNSを中心に一人歩きしました。商業施設での契約満了に伴う退店や、不採算店舗の整理が同時期に重なったことが利用者の不安を増幅させた要因です。
結論として、ザ・ボディショップは日本市場から撤退していません。日本法人は英国本国の管財手続きとは一線を画し、国内法に則って安定した事業継続を行っています。相次ぐ閉店の背景にあったのは、市場からの撤退ではなく、実店舗とデジタルを融合させた「スクラップ・アンド・ビルド」の推進でした。
コロナ禍以降、国内の化粧品購買チャネルは公式オンラインショップや大手ECモールへと急速に移行しました。高額な賃料が発生する地方都市の重複店舗や小規模店を統廃合し、主要都市の旗艦店体験とオムニチャネル配送網にリソースを集中させる戦略的判断が実行されたのです。2026年現在の国内店舗網は、主要ターミナル駅直結の商業施設や路面旗艦店を中心に、洗練されたワークショップ型の体験店舗として機能しています。