スシローの公式アプリ予約システムには、大きく分けて「今から行く(順番待ち)」と「日時指定予約」という2つの導線が存在します。この2つの性質を混同していることが、店舗での予期せぬ待ち時間の主な原因となっています。
まず「今から行く」は、いわば「店舗の発券機まで行かずに、スマホから整理券を受け取る機能」です。店舗のリアルタイムな混雑状況と待ち時間を確認しながら、自宅や移動中から順番待ちの列に並ぶことができます。この機能の最大の強みは、移動時間そのものを待ち時間として消化できる点にあります。例えばアプリ上で「待ち時間40分」と表示されている場合、店舗まで車や電車で30分かかる場所から受付を済ませておけば、到着後わずか10分程度で着席できる計算になります。
一方の「日時指定予約」は、「指定した時間枠(30分単位など)に優先的に案内を受ける権利を予約する機能」です。これは新幹線や飛行機の座席指定のような「完全な時間確約」ではなく、「その時間帯に来店している通常待ちの客よりも優先して次の空席に案内する」というプライオリティシステム(優先案内方式)を採用しています。そのため、ピーク時には指定した時間から10〜15分程度のズレが生じる可能性はあるものの、混雑のピークであっても長時間の待機を確実に回避できる設計になっています。
また、予約時には「テーブル席」「カウンター席」「どちらでもよい」という座席指定の選択が可能です。週末のファミリー層でテーブル席が90分待ちの状況であっても、カウンター席を指定すると「待ち時間15分」に短縮されるケースが多々あります。1〜2名の少人数利用であれば、カウンター席を指定することが最大の時間短縮テクニックとなります。