音楽ファンや舞台関係者の間で長年語られてきたのが、同館の「音響の質感」です。昨今の最新鋭アリーナや超大型多目的ホールと比較した際、どのような評価が下されているのでしょうか。現地で公演を鑑賞した来場者への聞き取りおよびコミュニティの反響を精査しました。
歴史ある多目的ホール特有の設計により、大ホールの音響は「過度に残響が伸びすぎず、中音域がタイトに締まる」という特徴を持っています。ロックバンドのライブではバスドラムやベースの輪郭がボヤけにくく、ボーカルの歌詞がダイレクトに聞き取りやすいという高評価が目立ちます。一方で、フルオーケストラによるクラシック演奏では、最新のシューボックス型専用コンサートホールと比べるとやや残響時間が短く感じられるという専門的な指摘もあります。
実際の利用者からは次のようなリアルな証言が寄せられています。
「1階席のセンターブロック中央列でライブを鑑賞。ステージとの一体感が抜群で、スピーカーからの音圧がストレートに飛んできた。2階席の友人も『全体のフォーメーションが見渡せて音がクリアだった』と満足していた」(20代・音楽ファン)
「小ホールの演劇公演は反響が邪魔にならず、役者の生声とマイク音声のバランスが完璧。席の前後幅も適度にあり、2時間半の公演でも疲れにくかった」(40代・舞台鑑賞者)
建物の経年を感じさせる部分は随所に残るものの、客席とステージの距離感の近さと実直な音作りが、多くのリピーターから愛され続ける理由となっています。