公共の広報展示施設と聞くと、「パネル展示が並んでいるだけで子どもがすぐに飽きてしまうのではないか」と懐疑的に感じる方も少なくありません。しかし、札幌市下水道科学館に一足踏み入れると、その先入観は心地よく覆されます。館内に足を踏み入れた瞬間から、まるで近未来のアミューズメント施設のようなプロジェクションマッピングやインタラクティブなゲーム型展示が広がり、子どもたちの歓声が響き渡っています。
これほど充実した施設が入場料無料で運営されている理由は、隣接する「創成川水再生プラザ(旧創成川処理場)」をはじめとする都市インフラの重要性を市民に正しく伝え、次世代を担う子どもたちの環境意識を育むための基幹広報施設として札幌市下水道河川局が直営・管理しているためです。税金や下水道事業会計が有効に還元されている現場であり、利益追求を目的としない公共施設だからこそ、家計に優しく誰でも気軽に立ち寄れるオープンな空間が維持されています。
実際に現地を訪れた保護者への聞き取り取材でも、「民間施設なら家族4人で数千円かかるレベルのインタラクティブゲームがすべてタダで遊べる」「雨や雪の日でも屋内で思い切り知的好奇心を刺激できる」といった絶賛の声が多数を占めています。札幌市北区の無料スポットとして、単なる節約先にとどまらない本質的な価値が評価されています。