本作を語る上で避けて通れないのが、2026年春に発生した未曾有の事態です。2026年4月26日放送予定だった第13話以降、コロナ禍による放送延期の経緯をたどり、約2ヶ月間にわたって名作選やおさらい放送への差し替えを余儀なくされました。
シリーズ構成の香村純子氏やプロデューサー陣は、本来予定されていた全48〜49話程度の構成を全45話へと再編するという苦渋の決断を迫られました。しかし、この制約がかえって各話のドラマ密度を高める結果を生みます。無駄なエピソードを徹底的に削ぎ落とし、のどかとダルイゼンの因縁、そして「生きることとは何か」という根源的な問いにフォーカスが研ぎ澄まされたのです。
また、劇場版『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!tto GoGo!』では、ゲスト声優としてタレントの藤田ニコルが本人役で出演したほか、小林星蘭や実力派の勝生真沙子が参加。『Yes! プリキュア5GoGo!』との時代を超えた共闘も実現し、コロナ禍で閉塞感に包まれていた劇場に大きな勇気と希望を届けました。