中学を卒業後、内部進学あるいは日本の高校へ進んだものの、すでに既存の教育システムや周囲の人間関係とのギャップは修復不可能なレベルに達していました。学校生活へのモチベーションを完全に失い、高校中退の危機に直面します。
この八方ふさがりの状況を打破するため、彼女が下した決断が「ニュージーランドへの単身留学」でした。
留学の決定的な要因は、単なる語学学習ではなく「自分を縛り付ける日本の狭いコミュニティと家庭環境から物理的に脱出すること」でした。逃げ場のない閉塞感を打破するには、誰も自分を知らない異国の地へ飛び込むしか選択肢がなかったのです。
ニュージーランドでの生活は、それまでの価値観を根底から覆すものでした。広大な大自然の中、国籍や人種、バックグラウンドが全く異なる人々がそれぞれの個性を尊重し合って暮らす環境に触れ、彼女は初めて「人と違っていても良い」「自分の人生は自分で決める」という自己肯定感を獲得します。この高校留学時代の経験こそが、後にキャバクラ業界やビジネスの世界で発揮される「他人の目を気にせず突き抜ける度胸」と「高いコミュニケーション能力」の原点となりました。