柳ゆり菜という名前を日本中のお茶の間に決定づけた最大の契機は、2014年度後期のNHK連続テレビ小説『マッサン』への出演でした。劇中で主人公たちが開発した「太陽ワイン」の宣伝用ヌードポスターのモデル・みどり役に抜擢され、大正時代の名画広告を思わせる艶やかで気品ある姿を披露したことで、放送直後から検索ワードの上位を独占する社会現象となりました。
当時の制作関係者の証言やインタビューによると、あの象徴的なポスター撮影にあたって彼女は単なる露出にとどまらず、大正モダンを生きる女性の覚悟と哀愁を全身で表現することに徹底的にこだわったとされています。当時10代後半だった彼女が見せた堂々たる佇まいは、制作陣の期待を大きく超え、ドラマ本編の視聴率牽引にも大きく貢献しました。
このワンシーンをきっかけに、彼女は「グラビアアイドル」という枠組みを超え、強いインパクトを残せる「映像表現者」としてドラマ制作者たちの注目を集めることになります。