チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術

チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術

チューリップ花後の手入れ完全版!葉を切らない理由と来年咲かせる保存術の総合ガイドをご紹介します。専門的な知識がチェックできます。

「チューリップは掘り上げずに植えっぱなしでも来年咲くのか」という疑問に対し、園芸品種と原種系(ワイルドチューリップ)では生理生態的な耐性に明確な差が存在します。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価大輪系園芸品種(トライアンフ等)の植えっぱなし翌年開花率:15%〜25%未満(夏場の地中腐敗率:70%以上)1年限りの使い捨て(一年草扱い)が主流日本の梅雨〜猛暑多湿に耐えられず球根が消耗・腐敗するため掘り上げ必須原種系チューリップ(クリサンサ等)の植えっぱなし翌年開花率:80%〜90%以上(3〜4年間据え置き可能)植えっぱなし球根として流通乾燥に強く休眠期の過湿にも一定の耐性があり、放任栽培に最適プランター栽培での花後管理鉢内最高温度:38℃超(直射日光下の計測値)水切れ・蒸れによる球根枯死が多発地植え以上に地温上昇が激しいため、花後は風通しの良い半日陰へ移動が必須球根肥大に必要なお礼肥成分N-P-K比率:5-10-10など低窒素・高リン酸カリ液体肥料1000倍希釈を週1回(計3〜4回)窒素過多は球根腐敗菌(フザリウム等)の温床となるため厳禁

データが示す通り、一般的な大輪系園芸品種におけるチューリップの植えっぱなし翌年の開花率は極めて低く、地中に残された球根は梅雨の雨水と30℃を超える地熱によって軟腐病や乾腐病を発症し、秋を迎える前に溶けて消失するケースが大半です。翌年も確実に大輪の花を咲かせたいのであれば、原種系を除き、初夏に掘り上げて夏を越させる作業が欠かせません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。