中学国語の定期テストや高校入試、各種国語検定において最大の失点トラップとなるのが、音読みと訓読みが変則的に組み合わさった「重箱読み」と「湯桶読み」です。これらは語種分類上「混種語」に位置づけられます。
1. 重箱読み(音読み + 訓読み)
1文字目が音読み、2文字目が訓読みとなる組み合わせです。名前の由来となった「重箱(ジュウ[音]+ばこ[訓])」が代表例です。
- 本屋(ホン[音]+や[訓])
- 役場(ヤク[音]+ば[訓])
- 台所(ダイ[音]+どころ[訓])
- 番組(バン[音]+ぐみ[訓])
- 額縁(ガク[音]+ふち[訓])
- 絵馬(エ[音]+うま[訓])
2. 湯桶読み(訓読み + 音読み)
重箱読みとは逆に、1文字目が訓読み、2文字目が音読みとなる組み合わせです。「湯桶(ゆ[訓]+トウ[音])」という木製の湯入れの名称が由来となっています。
- 場所(ば[訓]+ショ[音])
- 雨具(あめ[訓]+グ[音])
- 手帳(て[訓]+チョウ[音])
- 夕刊(ゆう[訓]+カン[音])
- 荷物(に[訓]+モツ[音])
- 見本(み[訓]+ホン[音])
【判別の裏技】:各文字の読みが音か訓か迷ったときは、「その1文字だけで日常会話で口にするか」を試してください。「本屋」の「本」は単独で「ほん(音)」、「屋」は単独で「や(訓)」と読みます。「場所」の「場」は「ば(訓)」、「所」は「ショ(音)」です。このセルフチェックによってテスト中の判別精度が劇的に向上します。