Googleマップの口コミや知恵袋、各種掲示板における名古屋市内の児童相談所の評判を精査すると、評価は極端な二極化を示しています。星1つの低評価が目立つ一方で、福祉サービスを介して救われた当事者からは手厚い感謝が寄せられるという、対照的な構図が浮かび上がります。
批判的な書き込みの多くは、一時保護や虐待介入の当事者となった家庭からのものです。「職員の態度が高圧的で、最初から虐待犯として扱われた」「こちらの事情や説明を一切聞かず、マニュアル通りの対応に終始された」といった激しい不満が書き込まれています。対立が生じた親にとって、児相はプライベートを一方的に暴き立てる脅威であり、ネット上にその怒りが集中するのは情報発信の心理として自然な流れでもあります。
しかし、取材や当事者の声から見えてくる現実はそれだけではありません。育児ノイローゼに苦しんでいた母親が「中央児童相談所に自ら相談した結果、ショートステイ(一時預かり)を手配してもらい、休息を取ることで虐待に走らずに済んだ」というケースや、発達の遅れに悩む保護者が「東部児童相談所の心理判定を受けて療育先が定まり、子育ての重圧から解放された」という事例も数多く存在します。
つまり、自ら支援を求めてアクセスした利用者には手厚いサポート機関として機能する一方、第三者からの通告を受けて介入された対象者にとっては強権的な調査機関として映るという、役割の二面性こそが評判のギャップを生み出している本質です。