火雷神の正体とは?古事記の八雷神から鬼滅の刃・神社信仰まで徹底解剖

火雷神の正体とは?古事記の八雷神から鬼滅の刃・神社信仰まで徹底解剖

火雷神の正体とは?古事記の八雷神から鬼滅の刃・神社信仰まで徹底解剖の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

火雷神の正しい読み方は「ほのいかずちのかみ」(または「ほのいかづちのかみ」)であり、文字通り「燃え盛る火のような雷鳴」を意味します。古来、雷は「神鳴り(かみなり)」であり、天から放たれる圧倒的な熱量と閃光を神格化した存在として捉えられていました。

その初出となるのが、日本神話屈指の暗黒譚として知られる『古事記』の黄泉の国と八雷神のエピソードです。火の神カグツチを生んだ際の火傷で命を落とした妻・伊邪那美命(イザナミ)を連れ戻すため、夫・伊邪那岐命(イザナギ)は死者の国である黄泉の国へと向かいます。しかし、そこで目にしたのは、腐敗して蛆(うじ)が湧き、その身体の各部位に禍々しく蠢く八雷神(やついかずちのかみ)が宿ったイザナミの変わり果てた姿でした。

八雷神はそれぞれ頭、胸、腹、陰部、左手、右手、左足、右足に発生したと記されており、そのうち火雷神はイザナミの「胸」に宿ったと明記されています。生命の鼓動を司る心臓部(胸)に火と雷の神が座したという事実は、八雷神の中でも火雷神が情念や強大なエネルギーの源泉を担っていたことを物語っています。恐怖に駆られて逃走するイザナギを追撃する黄泉津醜女(よもつしこめ)らとともに、八雷神もまた黄泉の軍勢を率いて猛威を振るいました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

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