てんちむの美容医療歴を語る上で、避けて通ることができない最大の事件が2026年秋に表面化した豊胸手術を巡る騒動です。この事件は単なるインフルエンサーのスキャンダルの枠を超え、ネットコマースやPR広告の倫理を根本から揺るがす社会問題へと発展しました。
てんちむ 豊胸手術 経緯の発端は、彼女が自身のバストを努力やマッサージ、育乳ブラの着用のみで「AカップからFカップまで劇的にサイズアップさせた」とアピールし、ナイトブラ「モテフィット」などの商品をプロデュース・宣伝販売していたことにあります。多くのファンがその言葉を信じて商品を購入していましたが、2026年9月、過去の知人による暴露により、実際には過去に複数回の豊胸手術(脂肪注入)を受けていた事実が白日の下に晒されました。
「努力で胸が大きくなったと嘘をつき、医療行為による結果を隠蔽して商品を売りつけていた」という欺瞞行為に対し、ネット上では猛烈なバッシングが巻き起こりました。事態の深刻さを受け、てんちむは涙ながらの謝罪動画を公開。購入者に対して自己資金による全額返金対応を行うと発表しました。
この返金対応は、購入履歴が確認できる全希望者を対象としたため、返金総額は手数料や諸経費を含めて約4億円超という天文学的規模に達しました。蓄えを一瞬で失った彼女は、破産危機に直面しながらも返金原資を稼ぎ出すため、昼間はYouTube撮影、夜は銀座のクラブや六本木のショークラブ「バーレスク東京」に週6日で勤務するという過酷な多重労働を自らに課しました。
一連のプロセスにおいて、販売元メーカーとの間での巨額損害賠償訴訟に発展するなど泥沼の法廷闘争も経験しましたが、逃げずに現場で働き続けて返金を完遂しようとする姿勢は、当初の批判一色だった世論を徐々に二分させ、「嘘をついた罪は重いが、自力で数億円を返済し切る覚悟と行動力は規格外」という異例の再評価へと繋がっていきました。