洋麺屋五右衛門の最大の特徴であり、ブランドのアイデンティティとなっているのが「お箸で食べるパスタ」という明確なコンセプトです。フォークとスプーンを使ってパスタを巻き取る欧米の作法にとらわれず、麺類をすするように、あるいは具材を一つひとつ丁寧に口へ運ぶという日本古来の食事所作に最適化されています。
このスタイルを支えているのが、運営母体である日本レストランシステム株式会社の緻密な調理設計です。五右衛門で使用されるパスタは、本場イタリア・バリラ社の最高級セモリナ粉パスタを直輸入。それを店内に鎮座する特注の「五右衛門釜」でたっぷりの湯を使って泳がせるように茹で上げます。アルデンテの絶妙なコシを残しながらも、和風だしや濃厚なソースが箸で持ち上げた麺にしっかり絡むよう、ソースの粘度や具材のカットサイズまでミリ単位で計算されているのです。
さらに、料理が提供される器には佐賀県伊万里の伝統工芸である「有田焼」を採用。盆の上にパスタ、和風スープ、箸が整然と並ぶそのビジュアルは、パスタでありながらどこか懐石料理のような安心感を醸し出します。本場志向のイタリアンとは一線を画し、「日本人が一番おいしいと感じるパスタ」を追求し続けた結果が、老若男女を問わない圧倒的なリピート率につながっています。