テノデーシスアクションの仕組みとC6頸髄損傷リハビリ|Adl獲得の極意

テノデーシスアクションの仕組みとC6頸髄損傷リハビリ|Adl獲得の極意

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テノデーシスアクションを実用的なスキルとして定着させるには、体系的な訓練プロセスが求められます。リハビリテーションの初期段階から段階を踏んで行われるテノデーシスアクションのやり方とアプローチは次の通りです。

まず導入期には、療法士による他動運動から始めます。手関節を掌屈させながら手指を完全に伸ばす(伸展させる)ポジションを取り、その後、手関節を背屈させながら手指を軽く曲げる(屈曲させる)連動パターンを身体に学習させます。この際、患者自身が「手首を起こせば指が閉じる」という視覚的フィードバックと固有感覚を一致させることが重要です。

筋力がまだ不十分な時期や、より確実なつまみ動作(ピンチ力)を獲得するためには、テノデーシススプリント(腱固定装具)が極めて有効です。代表的な装具には「手首駆動型手掌装具(Wrist-Driven Flexor Hinge Splint)」などがあり、手関節を背屈させるとリンク機構を介して示指・中指が母指の対立位に向かって強力に押し付けられます。これにより、自力では微弱な把持力しか出せない初期段階でも、安定した三指つまみや側腹つまみが可能となり、早期からのセルフケア訓練を促進します。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。