縮毛矯正とカラーはどっちが先?同日施術のリスクと失敗防ぐ最新美髪術

縮毛矯正とカラーはどっちが先?同日施術のリスクと失敗防ぐ最新美髪術

縮毛矯正とカラーはどっちが先?同日施術のリスクと失敗防ぐ最新美髪術について知っておくべき 注意点を分かりやすく解説いたします。

忙しい現代人にとって「1回のサロン通いですべてを終わらせたい」という需要は根強く、縮毛矯正とカラーの同時施術を希望するケースは後を絶ちません。しかし、現場のトップスタイリストが口を揃えて同日施術に慎重な姿勢を見せるのには、確固たる理由が存在します。

縮毛矯正の施術直後、髪は一見するとストレートに仕上がっているように見えますが、内部の再結合(酸化プロセス)は完全には完了していません。施術後およそ48時間から72時間をかけて、空気中の酸素に触れながら徐々に本来の等電点(pH4.5〜5.5の弱酸性領域)へと戻っていきます。この極めてデリケートかつ不安定な状態の毛髪に対して、同日にアルカリ性の高いカラー剤を塗布すると、キューティクルが過剰に開き、コルテックス内部のタンパク質が急激に流出してしまいます。

日本の薬機法(医薬品医療機器等法)上でも、医薬部外品に分類される縮毛矯正剤(1剤・2剤)と医薬部外品の酸化染毛剤(アルカリカラー)の同日施術は原則として制限されています。化粧品登録のカーリング料や微アルカリカラーを用いることで法的な同日施術を可能にしているサロンもありますが、毛髪への物理的・化学的ストレスという観点では、最低1週間、理想としては2週間のインターバルを設けることが、髪の寿命を延ばす最大の防御策です。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。