多くの人々が疑問に抱くのは、「厳しい衛生管理が徹底されているはずの近代工場で、なぜこのような害虫が入り込むのか」という点だ。国内の食品工場は食品衛生法に基づき、HACCPなどの厳格な衛生管理手法を導入している。防虫防鼠対策やエアシャワー、目視検査、金属検出器などの多重フィルターが設置されているのが一般的だ。
しかし、食品工場における異物混入問題の専門家は、「工場内への昆虫の侵入を100%遮断することは極めて難しい」と指摘する。原料の搬入時や建物の微小な隙間、あるいは空調設備の給排気口などを経由して害虫が侵入するリスクは常に存在する。特に具材の充填工程や包装直前のわずかな隙に混入した可能性が浮上しており、現在、第三者機関を含めた詳細な原因調査が進められている。