SNSやグルメレビューサイトに投稿された膨大な口コミや評判を精査すると、従来のカレー専門店や大衆居酒屋にはない、スパイスバー特有のユーザー体験が浮かび上がってきます。
特に目立つのは、「スパイスカレーバーでのひとり飲み」に対する圧倒的な支持です。一般的なBARは敷居が高く、居酒屋は1人だと料理のポーションが大きすぎるという課題に対し、スパイスカレーバーは絶妙な回答を用意しています。
「スパイス味玉や砂肝のマサラ和えなど、小皿のスパイスおつまみメニューが300円〜600円台で豊富に揃っており、1人でも多種類の味を楽しめる。店主のワンオペ店が多く、カレーマニア同士の程よい情報交換の場にもなっている」(20代・Webデザイナーの口コミより)
また、昼は別店舗のスペースを借りて営業していた店主が夜の本営業としてオープンさせた「スパイスカレー間借りバー」からスタートした店舗には、固定の熱狂的なファンコミュニティが形成されています。昼間のランチ行列店とは異なり、夜は照明を落とした空間でレコード音楽に耳を傾けながら、グラスを傾ける——この静謐でカルチュラルな空気感こそが、感度の高い人々を引き寄せる磁場となっています。