良質な乾燥燕の巣(燕盞)が手に入れば、自宅でも至福の味を再現できます。成功の鍵を握るのは、焦らず時間をかける下処理です。
【下処理と戻し方の手順】
1. ボウルにたっぷりの純水(軟水)を張り、乾燥燕の巣を浸す。
2. 室温で約4〜6時間じっくり吸水させ、元の大きさの6〜8倍に膨らませる。
3. 柔らかくなった繊維を指先で優しくほぐし、混入している微小な産毛やゴミをピンセットで丁寧に取り除く。
4. 目の細かい茶こしに上げ、流水で静かにすすぎ、水気を切る。
【レシピ1:極上クリア燕の巣スープ】
・材料:戻した燕の巣(約30g)、上質なチキンブイヨンまたは中華上湯スープ(250ml)、金華ハムの細切り(少量)、塩・酒(各少々)
・作り方:耐熱器に戻した燕の巣とスープ、調味料を注ぎ、蒸し器に入れます。弱火で約30〜40分間じっくり湯煎蒸しにします。直火でグラグラ沸騰させると繊維が溶けて食感が失われるため、必ず湯煎で仕上げるのが鉄則です。
【レシピ2:薬膳デザート「氷糖燕窩(ビンタンイエンウォ)」】
・材料:戻した燕の巣(約30g)、氷砂糖(適量)、乾燥クコの実(数粒)、乾燥なつめ(1個)、水(200ml)
・作り方:器に燕の巣、水、氷砂糖、なつめを入れ、蒸し器の弱火で30分加熱。仕上げにクコの実を散らして完成です。温かいままでも、冷蔵庫で冷やして楽しむのも格別です。