利用客が最も驚嘆するのは、会計時に提示される数字のリアリティです。立ち食い寿司極のメニューは、1貫単位で明瞭に価格設定されたアラカルトから、その日のおすすめを網羅したセットコースまで幅広く揃っています。気になる立ち食い寿司極の値段は、定番の白身や光り物が1貫200円前後から、本マグロの中トロや濃厚なウニ、炙りノドグロといった最高級ネタであっても1貫400円〜600円前後に抑えられています。
一般的な高級寿司店で同等のネタを同量味わえば、お酒を含めて1人あたり1万5,000円から2万5,000円は覚悟しなければなりません。一方、同店ではしっかりお腹を満たしてお酒を2杯ほど嗜んでも、客単価4,000円〜6,000円前後という驚きの水準に収まります。昼の立ち食い寿司極のランチ営業では、さらにお得なおまかせ握りセットが提供されることもあり、開店前から熱心なファンが列を成す光景が日常となっています。
なぜこの価格破壊が可能なのか。その理由は「驚異的な回転率」と「極限まで高めた原価率」のバランスにあります。立ち食いスタイルによって客の平均滞在時間を約40分〜50分に圧縮し、1坪あたりの売上効率を最大化。一般的な飲食店では原価率30%前後が目安とされる中、推定50%近い原価をかけてネタを仕入れても高収益が維持できるビジネスモデルを構築しているのです。